経費の支払い日をそろえて資金繰りをラクにする方法|引き落とし日を入金日のあとに集める

経費の支払い日をそろえて資金繰りをラクにする方法 資金繰りコラム

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この記事のポイント

  • 支払い日がばらばらだと、月の途中で残高が足りなくなる日が生まれる
  • 基本は、支払い日を入金日のあとに集めること
  • 支払い日の整理と固定費の見直しをセットで行うと効果が大きい

フリーランスの毎月の支払いは、意外とたくさんあります。家賃、クレジットカード、通信費、ソフトウェアの月額料金、国民年金、保険料。それぞれの引き落とし日が月の中でばらばらだと、「入金はまだ先なのに、引き落としが先に来てしまう」という日が生まれやすくなります。この記事では、経費の支払い日を整理して、資金繰りをラクにする方法を紹介します。

支払い日がばらばらだと何が困るのか

たとえば、主な取引先からの入金が毎月末だとします。一方、クレジットカードの引き落としが10日、家賃が27日、ソフトウェアの年払いが15日という具合に支払いが散らばっていると、月の前半は前月の入金から残ったお金だけでやりくりしなければなりません。

月末の入金額だけを見れば十分足りていても、月の途中で一時的に残高が足りなくなることがあるのです。引き落としができなければ、カードの利用が止まったり、延滞の記録が残ったりするおそれがあります。

ステップ1:すべての支払いを書き出す

まずは、毎月・毎年の支払いをすべて書き出し、それぞれの支払い日と金額を確認します。

  • 毎月の固定費:家賃、通信費、電気・ガス、ソフトウェアの月額料金、保険料など
  • クレジットカードの引き落とし(カードごとに)
  • 国民年金、国民健康保険料、住民税など
  • 年に一度の支払い:ソフトウェアの年払い、ドメインやサーバーの更新、各種会費など

通帳やカードの明細を数か月分さかのぼると、忘れていた支払いが見つかることもあります。

ステップ2:入金日を確認する

次に、取引先からの主な入金日を確認します。複数の取引先がある場合は、入金額の大きい取引先の入金日を基準に考えると分かりやすくなります。

ステップ3:支払いを入金日のあとに集める

基本の考え方は、入金日のあとに支払い日を集めることです。主な入金が月末なら、支払い日を翌月の初めから10日ごろまでに寄せると、入金されたお金で支払いを済ませられるようになります。

変更しやすいもの

  • クレジットカード:カード会社によっては、引き落とし日を複数の候補から選べたり、変更できたりします。複数のカードを持っている場合は、引き落とし日の近いカードにまとめるのも一つの方法です。
  • 通信費や公共料金:カード払いにすれば、支払い日をカードの引き落とし日にそろえられます。
  • ソフトウェアやサービスの月額料金:多くはカード払いなので、カードの引き落とし日に集約されます。

変更しにくいもの

  • 家賃:契約で決まっていることが多いため、変更は管理会社や大家さんとの相談になります。
  • 税金・保険料:納期は決まっていますが、口座振替にしておけば払い忘れを防げます。

ステップ4:年払いの支払いを把握する

年に一度の支払いは、金額が大きいわりに忘れやすいのが難点です。年払いの支払いは、一覧にしてカレンダーに登録しておきましょう。毎月少しずつ積み立てておくと、支払い月に慌てずに済みます。

年払いと月払いを選べるサービスの場合、年払いのほうが割安なことも多いですが、資金繰りに余裕がない時期は、月払いにして支出を平準化するという考え方もあります。

カード払いを上手に使う

事業の経費を事業用のクレジットカードにまとめると、支払い日が一本化されるだけでなく、実際の支払いを1か月ほど先に延ばす効果もあります。明細が経費の記録にもなるため、帳簿付けも楽になります。

ただし、カード払いにした支払いは、引き落とし日に必ずやってきます。使いすぎると、引き落とし月の資金繰りが苦しくなるので、利用額は資金繰り表で管理しておきましょう。

支払い日を整理したあとの効果

  • 月の途中で残高が足りなくなる日が減る
  • 資金繰り表がシンプルになり、管理が楽になる
  • 支払い忘れや延滞のリスクが減る
  • 毎月の固定費の合計が把握しやすくなり、見直しのきっかけにもなる

固定費の見直しもあわせて

支払い日を一覧にすると、毎月どれだけの固定費が出ていっているのかが一目で分かります。このタイミングで、固定費そのものも見直してみましょう。

  • 使っていないサブスクリプションやソフトウェアの契約がないか
  • 同じような機能のサービスを重複して契約していないか
  • 通信費やサーバー代など、より安いプランに切り替えられるものはないか
  • 年払いに切り替えると割安になるもので、資金に余裕があるときに切り替えられるものはないか

固定費は一度減らせば、その効果が毎月続きます。月に数千円の削減でも、1年で見ればまとまった金額になり、手元資金の積み立てに回すことができます。支払い日の整理と固定費の見直しをセットで行うと、資金繰りの改善効果はさらに大きくなります。

整理する前と後の比較(例)

主な入金が毎月末の場合に、支払い日を整理するとどう変わるかを比べてみます。

支払い整理する前整理した後変え方
事業用カード毎月27日翌月10日引き落とし日を変更できるカードに集約
通信費毎月20日(口座振替)カードの引き落とし日カード払いに変更
ソフトの月額料金契約日ごとにばらばらカードの引き落とし日事業用カードにまとめる
家賃毎月27日毎月27日契約上変更しにくい
国民年金納付書で都度口座振替払い忘れを防ぐ

※ 記入例です。変更できる日付や方法はカード会社・サービスによって異なります。

ポイント

変えられない支払い(家賃など)が入金前にある場合は、その分だけは前月の入金から確保しておくと決めておくと安心です。

まとめ

経費の支払い日がばらばらだと、入金額が足りていても、月の途中で残高が不足することがあります。すべての支払いを書き出し、入金日のあとに支払い日を集めるだけで、資金繰りはぐっと安定します。まずは手元の通帳とカードの明細を見ながら、支払い日の一覧を作ってみてください。

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※ 本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。

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